一点もの手刷りポストカード年賀はがき(上空から見たオーロラ)
¥300 税込
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旅路の途中の飛行機の窓から見たオーロラから着想を得て刷った年賀はがきです。
イベントで売り切れていたので再販します。
1枚1枚色を少しずつ微量に調合し、
配置、紙質、色合いをすべて変えているポストカード
たくさんの中からセレクトし、お届けします。
すべてにナンバリングし、
1枚として同じものはありません。
2度と同じものができない。
あなたに手渡ったものが、あなたのために選ばれたものです。
完璧ではなくても、美しい。
どれもそれぞれ良くてつい手渡すのがもったいなくなります。
エピソード
乱気流の影響で経験したことないくらいのずっと揺れだった。
戦争の影響で、ルート変更したりして初めて北極海や中東を通った。
いつも、機内ではどれだけ映画を観れるかをやっていたけど、そのルートがあまりに地理や世界史や地図帳で見たことある世界で、
タクラマカン砂漠やゴビ砂漠の星空、
センターピボット(灌漑農業)とか中国の都市とかシルクロードの関所とか地形を見るのがおもしろくてずっと飛んでいるルートを見ていた。
人生は学んできたことの伏線回収だ、、。
狭い教室で、資料集をみている時
いつか目にする時がくるなんて、思わなかった。
でもあまりに眩しすぎて、しばらく窓を閉めていた。
わたしの前席は空席で、いろんな人が代わる代わる窓を見に来ていた。
黒人の女性ふたりがなにやら、騒いでいる。
なんだろう、なにかあったのかなと思っていると
「Aurora!Aurora!Open!Window!」とわたしに必死に何かを伝えようとしている。
「あ!オーロラね!」
窓を開けたら北極海上空で、人生で初めて見たオーロラが。
オーロラはカナダに、すんでいればわかるけど、
かなりの運があって条件が揃わないと見られないもの。
そして極寒の中、1週間くらいは滞在し続け、
見られるかどうかというもの。
その人たちが教えてくれなかったら、絶対見ることがなかった。
オーロラがあるのに、結局気づけるかどうかなんだな。
星が出ていても、顔を上げて見なかったら、ないものと同じ。
月を見ていなければ、あなたにとって月は存在していないという量子力学の概念の一説と同じで、、
月も、何億光年からの星の光も、オーロラも、虹も、夕日も、わたしの絵も、伝えたいことも、
あなたが見ていないなら
そこにはないことと同じ。
でもそこにいつも、ある。
そしてわたしが乗ってた帰路の飛行機の1日違いで同じエールフランス航空機のパイロットが、
肉眼でコックピットから
ミサイルが飛ぶのを目撃したらしい。
その航空機が出たあとにイラクの領空が封鎖されたという。
そのとき、管制からパイロットに届いた一言。
「Good Luck.」
不穏すぎる。
これがタイトルだった空港飛行機ドラマもひっくり返るくらいの、見込みのない、もはや無責任なGood luck.
そもそもこの言葉は、もう助かる見込みのないような、救いようがないときに使う、皮肉を込めた言葉な気すらする。
カナダに住んでいたときに、
10歳以上おねえさんの友達の
「Good luckほど、無責任な言葉はない。」という言葉を思い出す。
量子力学の概念ならミサイルなんて見ない方が良かったんだけど。
ミサイルもオーロラも同じ窓から見られるもの。
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